002 スポーツ鬼ごっこ

招待試合で、あるチームが空き時間に行っていた練習が「スポーツ鬼ごっこ」でした。これ、サッカーの要素がてんこ盛りなんです。ボールを使わないので、まだ不慣れな子でも楽しくプレーすることが出来ます。人数や、コートの大きさ、場合によってはコートの形を変えてもOK。アイデア次第で、どこでも楽しむことが出来るスグレ練習メニューです。

サッカーでは、良く行動の順序を「見て→判断して→プレーする」だと言われます。日本では、低学年からボールマスタリーに注力して、足技を身につける練習を多くしますが、海外は「見て判断する」練習の方に注力するんだそうです。例えば、試合中、トラップミスをしてボールを取られてしまったとしても、いいポジショニングを取っていれば「OK!」の声がかかるんだそうです。001で述べた“サッカー小僧に育てる”を考えると、まずは難易度の低い見る・判断することを優先した方が効果的ですよね。

この「スポーツ鬼ごっこ」は、正に「ボールを使わないサッカー」です。周りを見ることはもちろん、相手を動かすことや、仲間との連携など、多くの要素が詰まっています。しかも、1度タッチされても、自陣まで戻れば再度チャレンジ出来るので、失敗を恐れず、チャレンジする気持ちも育てられます。今日も、園児~小学2年生までを混合チームで4チーム作って対抗戦をやりましたが、全員楽しそうにプレーしていました。作戦タイムを設けて話をさせるとコミュニケーションも活発になりますので、一石二鳥にも三鳥にもなります。

「スポーツ鬼ごっこ」は、日本発祥のスポーツです。日本サッカーが発展するジョーカーになるかも知れませんね。みなさんもお試しあれ!

(関連リンク)
スポーツ鬼ごっこオフィシャルサイト

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