005 周りを見る

小学校低学年のサッカーは「団子サッカー」です。ボールにみんなが集まり、個の強い子がドリブルで持って行ってゴールを決める。そんなシーンをよく見かけます。そこから次の段階に進むために「周りを見よう」という話をすると思うのですが、何を見れば良いのでしょうか?息子の時は「首を振ろう」と話していましたが、「首を振って何を見るの?」がわからない子がいます。これは、いろんなサイトにも出ていますが、以下の5つに整理されます。

 ①ボール
 ②ゴール
 ③相手
 ④味方
 ⑤スペース

この5つの要素は、1年生の時から話をしてクイズ形式で覚えてもらうのですが、試合になると飛んじゃうんですね。結局、団子サッカーになります。では、どうすればいいのか?悩んだ末に導き出したのが「コンビプレーをしよう」という答えでした。

周りを見られるようにする為に「空いてるところに行こう」「スペースを探そう」等、いろんな声がけをしますが、周りを見て”やって欲しいこと”って何だろう?と考えると、結局のところ「チームプレー」なのではないか?と思いました。でも、今の2年生に「チームプレーをしよう」と言っても、「協力すればいいんだ。」と理解はするものの、実質的には、どうしていいのかわかっていませんでした。

では、チームプレーって何?って考えると、戦術とかありますが、基本は「コンビプレー」なのではないか?と。息子の時は、「オフ・ザ・ボール」の動き方とかやりましたが、あまり有効だった記憶がありません…であれば、コンビプレーの種類を教えてあげれば良いのではないか?ということで、「ワンツー」「オーバーラップ」「落とし」の3つを練習しました。すると、劇的な変化が生まれました!

ミニゲームのルールに「コンビプレーをしないとゴールとして認めない」を加えてみると、コンビプレーをする為に、もらい手は自分でスペースを探して距離を取る。出し手は、顔を上げて味方を探す。お互いが声を出して協力しあうことで、団子サッカーから脱却することが出来ました!そればかりか、味方を使うことを覚えたので選択肢が増え、駆け引きをするようになりました!子供たちも仲間とのコンビプレーでゴールした時の喜びを経験したので、今まで以上に楽しそうです。今は、ミニゲームの中だけですが、これが試合で出来るようになったら本物ですね。ゴールデンエイジは面白いです。^^

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